KLP48&矢口真里ら「会いたかった」「LOVEマシーン」マレーシアでプロレス融合コラボ

矢口真里らを中心に記念撮影を行った「GOOD LIFE presents LOVE&PEACE」の出演者たち(撮影・松尾幸之介)

【クアラルンプール(マレーシア)=松尾幸之介】AKB48の海外姉妹グループ、KLP48が15日、DDTプロレスらと協力した音楽&プロレス融合イベント「GOOD LIFE presents LOVE&PEACE」を行った。 試合と音楽ライブを交互に行う斬新な演出で盛り上げ、終盤ではKLP48がNGT48と共にAKB48の「会いたかった」を披露。最後に元モーニング娘。矢口真里(42)が登場して代表曲「LOVEマシーン」を出演者全員でパフォーマンスする異例のセットリストで会場を沸かせた。

異国の地で日本カルチャーを存分にアピールした。イベント終盤、司会者に呼び込まれると紫のドレスに身を包んだ矢口が登場。リング中央に立ち、約3時間に及んだステージを締めくくる「LOVEマシーン」が始まった。40人を超える出演者がリングを取り囲んでの大合唱。「日本の未来はWowwowwowwow~♪」。マレーシアの観客も手をたたきながら叫び、一体となった会場が揺れた。

関係者によると、現地で日本のプロレスが披露されるのは初めて。DDTプロレス設立者で運営会社Cyber Fight副社長の髙木三四郎氏や元テレビ朝日アナウンサーでレスラーとしても活躍する川松真一朗氏、東京女子プロレスからはアップアップガールズ(プロレス)のメンバー(渡辺未詩、らく、鈴木志乃、高見汐珠)や元SKE48荒井優希らも参戦して盛り上げた。

熱戦を見守った矢口は「3時間トイレに行く時間がありませんでした。試合は力強いし、ライブはかわいいし。リングで歌うことも初めてで、人生でも印象に残る感動するイベントでした」と興奮気味に語った。リング上で歌うのは長いキャリアの中でも「初めて」といい「ロープに登ってみようかなとかも思ったんですけど、結構危ないんですよ」と苦笑い。「ついさっきまで戦っていた子たちとみんなで歌うことができて不思議な気分でしたけど、観客のみなさんもボードに名前書いてくれていたりして日本語でもめちゃくちゃ盛り上がってくれたので温かい国なのだなと感じられました」と振り返った。

現役アイドルたちとのステージについては「今の子は本当にかわいいですよね。自分の見せ方も知っているし、性格もかわいい。『LOVEマシーン』もどうなるのか楽しみでしたけど、表情とかも落としこんできてくれて完成度の高いものになったと思います」と笑顔で語った。

髙木氏や川松氏の「日本を代表するコンテンツでアジアをひとつにしたい」という思いで立ち上げた初イベント。日本最大級のアイドルフェス、東京アイドルフェスティバル(TIF)のアジアツアーとしてのコラボレーションも実現し、代表として、もえのあずきとNGT48(清司麗菜、西潟茉莉奈、藤崎未夢、大塚七海、北村優羽、杉本萌)もライブに出演した。

海外、しかもリング上で「Maxとき315号」「世界の人へ」などを披露したNGT48西潟茉莉奈は「床が少し跳ねるので、足をふんばりながら踊りました(笑い)。言葉が違ってもパフォーマンスで思いは通じるんだと感じられました」と振り返った。

清司麗菜も「観客のみなさんも言葉はわからないですけど、盛り上げてくれているのがすごく伝わってきて、また来られたらいいなと思いました」と話した。西潟と清司にとって、KLP48で活動する山根涼羽は2015年の「第2回AKB48グループドラフト会議」の候補者として共に合宿などを行った戦友でもあり、会場で久々の再会を果たした。清司は「あれ以来、再会することができていなかったので、涙が出ましたね。まさかマレーシアで再会するとは」と喜んだ。

ホスト側となったKLP48のキャプテン、イーシャンは昨年11月に日本で行われたDDTプロレスのイベントで行ったミニライブの経験を振り返りつつ「あの時はうまくできなかった部分もありましたが、今日はリングの上で修正してパフォーマンスできました。この1年間で積んだ経験がいい方向に影響してくれました」と語った。1年前は見ることがかなわなかったという初のプロレス試合については「単純にすごく面白かったという感想しか出てきません!」と笑顔。グループは直近に2期生加入などもあり「今までと変わらず、もっと盛り上げて広めていくために頑張っていきます」と力を込めた。

また、日本での公開練習にも参加したKLP48山根涼羽は「緊張していましたが、矢口さんからプロとしての力ももらえましたし、『LOVEマシーン』は両親も好きなので親孝行になりました!」と話した。「LOVEマシーン」の準備については「何度も練習しました」といい「AKB48の曲はまねしやすい振りだったり、繰り返しが多かったりするのですが、ダンスが難しくて。振りも細かいですし、サビの時のノリ方とかはとても難しかったです」と明かした。

NGT48の西潟や清司との再会については「10年ぶりくらいでした。当時と変わらず、先輩ではあるんですけど、友達のようにすぐお話できて、感動の再会でした!」と声を弾ませた。

もえのあずきとのMCなどで盛り上げたKLP48甲斐心愛は「プロレスとアイドルファンの方の熱量は同じ部分もあると思っていて、エンタメが詰まったイベントになってよかったなと思いました」と感想を語り、グループの垣根を越えた交流が実現したことも喜んだ。

○…髙木氏と川松氏は継続開催への意気込みも語った。イベントはプロレス動画有料配信サービス「レッスルユニバース」で後日配信も決定。実況はワールドプロレスリング中継などでもおなじみの元テレビ朝日アナウンサーの田畑祐一氏が務めた。狭心症で約1年3カ月の休業から今月復帰したばかりの髙木は「ここに間に合わせるつもりでやってきました。ぜひシリーズ化したいですし、アジアでの人材を発掘などもやっていけたらいいですよね」と語り、川松氏も「来年は他の国も含めてやりたい」と力を込めた。今回ゲストの矢口も「見たら絶対にファンの方増えると思います」と絶賛し「次は(OGの)メンバーを増やしてまた来たいです」と意欲をみせた。