NMB48川上千尋が卒コンで完全燃焼「私にとってNMB48は人生です」多くのOGが祝福

卒業コンサートを開催したNMB48川上千尋(C)NMB48

NMB48川上千尋(27)が23日、大阪市のオリックス劇場で卒業コンサート「NMB48川上千尋 卒業コンサート~アイドルちっひーのラストイニング~」を開催した。

大の阪神ファンとして知られる川上らしく、公演は阪神のマスコットキャラクター、トラッキーと川上による始球式で開幕。川上は「星空のキャラバン」を除く、全30曲中29曲でステージに立った。

川上の卒業に多くのOGが祝福に駆けつけた。

最初に登場したのは、川上が「一緒に頑張れた人」という内木志。「ロマンティックなサヨナラ」をデュエットし、内木から「13年間お疲れさま。次は俳優として一緒のステージに立てるようにお互い頑張っていきましょう」と手紙でエールを送られた。

「After rain」では、石田優美、加藤夕夏、小嶋花梨、上西怜が出演。11月に行われた小嶋の卒コンに出演したメンバーばかりとあって、「皆さん、1カ月ぶりです」とあいさつした。川上は4人について「私ががむしゃらな時期を一緒に乗り越えた先輩メンバーで…」と話し、小嶋から「ええっ? 先輩? めっちゃ後輩ですけど」とツッコみ、笑いを誘った。

さらに、WIN-Cメンバーの石塚朱莉、河野奈々帆、前田令子、岡本怜奈、出口結菜と、現役の水田詩織が登場し、「ウッホウッホホ」を披露した。

川上はセンター曲「好きだ虫」で締めくくったあと、アンコールに迎えられ、ピンクゴールドのドレス姿で再登場。なかなか選抜メンバー入りできず、入っても前のポジションが与えられなかった日々に、「申し訳ないと思いながら活動している自分が悔しくて、『卒業』が何度も頭をよぎった」と回顧した。

それでも、「毎日悔しくて、負けないぞとがむしゃらに走ってきました」と振り返り、何よりファンに支えられ、「悔しいという気持ちを原動力に、その気持ちを乗り越えると最高の景色が待っている。その最高の景色をファンの皆さんとたくさん見ることができました。今日も最高の景色の1つです。時間はかかったけど、13年の中でファンの皆さんと一緒に、アイドルとしての夢はすべてかなえられたと思っています。本当にありがとうございます。幸せでした」と涙声で感謝。「私はソロ曲を持っていなかったので作ってきました」と自ら作詞した「あいことば」を披露した。

「青春のラップタイム」でアンコールを終えた後、ダブルアンコールの声に応えて再々登場。「今日のMVP、川上千尋さんのヒーローインタビューです」と野球のインタビュー形式であいさつすると、同期の渋谷凪咲が花束を持ってかけつけた。

渋谷は「ちっひーはちっひーが思ってるより皆から愛されてて、かっこよくて輝いてる。皆がそれを思ってるけど、ちっひー自身が認められていない。自分が自分を認めてほしい。同期として誇りです」と卒業を祝福した。

最後は川上らしく、「六甲おろし」で会場を一周。「本当に幸せな13年間でした。私にとってNMB48は人生です。NMB48が1番好きです。ファンの皆さんが応援してくれてる1番好きです。本当に本当にありがとうございました。では、このマイクを後輩に託したいと思います」とゴールドマイクを後輩に委ね、ステージを後にした。

前日に行われた取材会で「誰とも違う卒コンだと断言できます。フルスイングですね」と話していた通りのステージだった。

26日にNMB48劇場で行われる「天使のユートピア」公演が卒業公演となり、13年のアイドル生活に幕を下ろす。今後は夢に掲げてきた女優を中心に活動する。

川上は12年12月に4期生としてお披露目。14年2月に正規昇格、16年10月に「僕以外の誰か」で初選抜入りした。22年、「好きだ虫」で初センターを務めた。小学校4年の時にマット・マートン選手の本塁打を目の当たりにして、虎党に開眼。毎年、甲子園球場はもちろん、地方開催での試合にも足を運ぶグループ最強の“阪神愛”を持つ。その熱心さから、TORACO応援隊長や甲子園グルメ大使にも起用され、始球式にもたびたび登場してきた。選手、チームに対する考察は、目の肥えたファンからも一目置かれた。

23年に渋谷が卒業し、4期生最後のメンバーに。昨年12月に石田が卒業してからは、グループ最古参メンバーとなっていた。川上の卒業で、最古参は5期生の水田になるが、水田もすでに来年3月の卒業を発表している。【阪口孝志】