STU48の1期生石田千穂(24)の卒業コンサートが31日、東京・Kanadevia Hallで行われた。
「3348日間の感謝をこのパフォーマンスで届けます!」。
万感の思いがあふれた。デビューシングル「暗闇」から最新の13枚目シングル「好きすぎて泣く」まで全てのシングルで選抜メンバーとして活動してきたグループの絶対的存在。AKB48での選抜も経験し、駆け抜け続けた約9年半だった。
ファンが詰めかけた客席から登場し「Seventeen」をソロ歌唱。オープニングからの5曲、「君のことが好きだから」「息をする心」などを歌唱した際の衣装は、ファンの有志が出資して制作したものだという。ファンからの愛を身にまとい、華麗に舞った。
グループの初代キャプテンを務めた岡田奈々(28)、岩田陽菜(23)、藪下楓さん(25)らOGも続々と駆けつけた。岡田は「千穂が来てっていうなら来るよ!」と信頼を口にし「出航」をともに披露した。
「STU48は10周年を迎え、若い世代はキラキラしています。これからも応援をよろしくお願いします」とメッセージも送り、「好きすぎて泣く」「独り言で語るくらいなら」などグループの楽曲に加え、AKB48の卒業定番ソング「桜の木になろう」「10年桜」なども歌唱した。
特大の「千穂ちゃん」コールを受け、輝く笑顔を光らせ続けた。アンコールで水色のドレスに袖を通し、自身のソロ曲「未来へ続く者よ」で歌声を響かせた後、笑顔そのままに率直な思いを語った。
「私はAKB48さんが大好きで、アイドルを目指しました。地元の瀬戸内に48グループが出来るとなって、1期生として加入して、最初から近くでSTU48の歴史を見られてとても幸せです」と切り出し、「最初は目立たないメンバーでした。見つけにくい位置にいた私を見つけて、ここまで応援してくださってありがとうございました」と感謝。
メンバーには「仲間であり、友達であり、ライバルであり、私の青春そのものです」と愛があふれた。会場を見渡しながら、「アイドルをやりきったって、心の底から言えるまで続けることができました。3348日間、本当にありがとうございました」と、最後まで笑顔で思いを伝えた。
6月7日に広島県民文化センターで行う卒業公演をもって、グループから旅立つ。【寺本吏輝】