都内某道路の歩道上に、ポールがいくつも置かれ、区が掲示したとみられる「私物放置厳禁」と書かれた珍しい警告紙が、一定の間隔で何枚も張られていた。

区によって掲示されたとみられる、歩道上に何枚も張られていた「私物放置厳禁」張り紙 ※写真は一部加工
区によって掲示されたとみられる、歩道上に何枚も張られていた「私物放置厳禁」張り紙 ※写真は一部加工

これでふと思い出したのが少し前、都内の主要道路の歩道上に、「放置」されたのか「設置」されたのか分からないが、妙な机が置かれていたこと。ごく普通の、あまりきれいではない机だが、そこには「自由使用」と大きく書かれた張り紙があり、やたらと目立っていたのだ。

歩行者は次々と“スルー”していた謎の「自由使用」張り紙机 ※写真は一部加工
歩行者は次々と“スルー”していた謎の「自由使用」張り紙机 ※写真は一部加工

「机を自由に使ってください」という意味なのか、「どうぞ勝手に持っていってください」という意味も込められているのかは不透明だが、人通りが多い歩道の一部を、結果的にふさぐような状況にはなっていた。公道上に許可なくみだりに物件を置くことは、道交法や道路法などに抵触することがあるとされるが、これほど「自由」な机はあまり見たことがない。

【文化社会部・Hデスク】