新型コロナ禍第3波が深刻な状況となっている中、明確な関連性は不明だが今月中旬ごろから、スマホ宛てに、スパムメールや詐欺的業者とみられる送信元からのメールが久々に急増している。
中でもいくつか目についたのが、コロナ禍“便乗”系メール。昨日きたのは、「コロナで生活が苦しい方」「給料が減った人」「ボーナスがカットされた人」などと呼び掛けつつ、家賃や光熱費の支払い、返済などが出来ない人は「セレブ女子をご紹介します」として怪しい出会い系サイトに誘引しようとするものだった。
さらに、「毎日マスクしてるとハゲやすくなるらしいよ」などとよく分からない“マスクネタ”を記して引きつけようとするメールもあった。妙な内容に反応して思わず返信してしまう人がいることを狙っているのかとも思われ、これもコロナ禍便乗手口の一種か。
こうしたメールはスマホで、一定のレベルの迷惑メール防止機能設定をしても、それを突破してきたりするから、始末に負えない。
当然、これらのスパムメールや詐欺的業者からと思われるメールはすべてスルーしているのだが、そのように無視を続けている時にきた、1通のスパムメールには思わずふき出してしまった。「返事しない事で圧力かけてる?」「なんか無言であおられている気がする」「そうやって追い込んでいくんだね…」と、一方的にからんできた上に被害者面して“逆ギレ”してくるような文章が書かれていた。
もちろん、多くの人に同じメールを大量送信していると推察されるが、このメールの作成者はどのような表情でこの文章を書いたのか、取材したくて仕方がない。
【文化社会部・Hデスク】