今月からスタートした坂道シリーズの新連載「坂道の火曜日」。今回は、欅坂46の渡邉理佐(20)の登場です。10日に発売した初写真集「無口」(集英社)は累計発行部数15万部に。写真集の撮影エピソードや、坂道シリーズの先輩・後輩について語ります。

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写真集は昨年秋、米東海岸のマイアミと、バハマのナッソーやエルーセラ島で撮影した。ファンの間ではクールビューティーのイメージが強いが、街中で無邪気にピースするなど、「はっちゃけた」という開放的な表情を見せている。

「すごく人見知りではあるんですけど、どちらかというと友達とか家族といる時の表情になっていると思います。友達といる時は、はしゃいだりするので」

初の水着撮影や、ランジェリー姿での撮影にも挑戦した。もともとファッション誌「non-no」の専属モデルを務めるスタイルの持ち主だが、さらに絞ったという。「炭水化物を抜いて、お肉と野菜を中心に、チーズとゆで卵も食べました。ジムでは特に腹筋を頑張りましたね。上げた足をトレーナーさんに負荷を掛けて押してもらうトレーニングで。頑張りました」。

初版13万部は、坂道シリーズのファースト写真集としては最多。だが、数字について聞かれると、首を横に振った。「自分だけの力じゃないというか。乃木坂さんはじめ、坂道シリーズ全体を皆さんが注目してくださってなかったら、こうはなっていないと思うので。たくさんの方々に感謝します」と謙虚に話した。

先輩グループ乃木坂46の印象について「全員がプロなんだな、って感じます。皆さんにソロのお仕事があったりするし、経験があって視野も広いし。私たちには欠けている部分」。けやき坂46(ひらがなけやき)から改名し、先月シングルデビューを果たした後輩の日向坂46については「『ひらがなけやき』として2年以上いろいろ経験した上でのデビューだから、最初から安定感がある。私たちと逆だな、と思います。それぞれグループの色が全く違うし、個性を確立していると思うから、デビューは本当におめでたいことだと思います」。【横山慧】(来週につづく)

◆渡邉理佐(わたなべ・りさ)1998年(平10)7月27日、茨城県生まれ。愛称「りさ」「べりさ」「りっちゃん」。15年8月加入、欅坂46の1期生。166センチ。血液型O。