「坂道の火曜日」に、日向坂46メンバーが初登場です。4月から文化放送「レコメン!」火曜日メインパーソナリティーに就任した加藤史帆(21)のインタビューです。「へにょへにょ」の脱力ボイスを生かして活躍中。ラジオに臨む心境や声の秘密に迫ります。

笑顔で日向坂46の「ヒ」のポーズを見せる日向坂46加藤史帆(撮影・加藤諒)
笑顔で日向坂46の「ヒ」のポーズを見せる日向坂46加藤史帆(撮影・加藤諒)

パーソナリティー就任は唐突に知らされた。「新幹線のホームで、マネジャーさんから急に聞かされました。有名な番組ですし、すごくびっくりしてホームで跳びはねました」と笑う。スタートして約2カ月が経過したが、一緒にパーソナリティーを務めるお笑いトリオ「オテンキ」ののり(40)に助けられる日々という。「のりさんは秒数などもしっかり見ているけど、私はまだ必死にしゃべって終わっちゃう。もっと考えながらやらなきゃいけないです」と反省する。

「放送を後から聴き、自分の口癖が分かるんです。『でも』が多くてウザいなって思いました(笑い)。ダラダラしゃべりすぎちゃっているところもあって、気をつけないと」

特徴的な声質は「へにょへにょ」と表現される。「メンバーの家族からも疑われるんですけど、作り物じゃないんです。お父さんがこういうしゃべり方で、妹もそうなんです。お母さんはせっかちなので、いつも怒ってます」と笑う。

「中学生の時、隣の席の男の子から『お前のしゃべり方と声、変だな』って急に言われて。周りにいた女友達が、みんなしゃべり方が私に似てきちゃって。やっぱり癖が強いんだな、って思いました」

スカートを広げてチャーミングな笑顔を見せる日向坂46加藤史帆(撮影・加藤諒)
スカートを広げてチャーミングな笑顔を見せる日向坂46加藤史帆(撮影・加藤諒)

声はコンプレックスだったが、テレビ東京系「日向坂で会いましょう」で共演するオードリー若林正恭(40)から「特性だから持ってたほうがいい。そのままでいいんじゃない」と言われ、吹っ切れた。

「ファンの方からも『しゃべり方変えないで』『歌声が好き』と言っていただけます。声のおかげで個性ができたと思うと、お父さんとお母さんに感謝です。『レコメン!』ではまだまだですけど、たまには私からのりさんにツッコんでみたい。『かとしとなら安心してラジオできる』と思っていただけるようになりたいです」【横山慧】(つづく)

◆加藤史帆(かとう・しほ)1998年(平10)2月2日、東京都生まれ。16年5月、けやき坂46(ひらがなけやき)に1期生として加入。グループは今年2月に日向坂46に改名、3月にシングル「キュン」でデビュー。愛称「かとし」「としちゃん」。ファッション誌「CanCam」専属モデル。160センチ。血液型A。