乃木坂46久保史緒里(18)が、7月から9月まで開催された毎年恒例の「真夏の全国ツアー」を振り返ります。「坂道の火曜日プラス」では、芸能面「坂道の火曜日」でお伝えしきれなかったコアなエピソードをお届けします。楽曲への思いや、新たな心境を語りました。

インタビューに答える、乃木坂46の久保史緒里(撮影・酒井清司)
インタビューに答える、乃木坂46の久保史緒里(撮影・酒井清司)

2年ぶりの本格参加となったツアーでは、笑顔を振りまき躍動した。

「楽しかったです。印象的なのは、『シンクロニシティ』を終えて、舞台裏ですぐ着替えて『日常』にいくところ。どうしても両方やりたくて、やらせていただきました。自分からやりたいと思って、それを口に出して言えるようになったのは初めてでした」

特に、北野日奈子(23)センターのアンダー楽曲「日常」には思い入れがあるという。「アンダーライブに出てから、『日常』の影響でダンスが好きになって、めっちゃ力を入れて練習するようになりました。私にとってすごく大事な曲で、つまり日奈子さんの存在が大事なんです」と言葉に力を込める。

ポーズをとる、乃木坂46の久保史緒里(撮影・酒井清司)
ポーズをとる、乃木坂46の久保史緒里(撮影・酒井清司)

昨年加入した後輩の4期生もツアーに初参加。舞台裏で、先輩たちの対応に感激したという。「先輩方のほうから、年齢とか何期生とかの壁を崩してくださるんですよ。(秋元)真夏さんとか、白石(麻衣)さんとかが、自分から距離を縮めてくださるんです」と明かす。「4期生はまだ入って1年もたっていない中で、寛大に受け入れている先輩の姿を見て、すごく格好いいなと思いました」としみじみ語った。

笑顔でポーズをとる、乃木坂46の久保史緒里(撮影・酒井清司)
笑顔でポーズをとる、乃木坂46の久保史緒里(撮影・酒井清司)

人の良さがあふれる性格ゆえ、時にはメンバーから「八方美人」とイジられることもある。8月30日の東京・神宮球場公演初日のMCでは、4期生の柴田柚菜(16)に対して「柚菜ちゃん、みんなに『好き』って言うから気をつけてね。史緒里みたいになっちゃうよ」と忠告し、笑いを誘う場面もあった。「とっさに出たんです。初めて自分から八方美人について言いました」と振り返る。「最近、『吹っ切れたね』ってよく言われます。人間、こうやって成長していくのかもしれませんね」とほほえんだ。【横山慧】(おわり)

◆久保史緒里(くぼ・しおり)2001年(平13)7月14日、宮城県生まれ。16年9月加入、乃木坂46の3期生。愛称「くぼちゃん」「しーちゃん」。小3から中3まで東北楽天ゴールデンイーグルスのチアガール。ファッション誌「Seventeen」専属モデル。159センチ。血液型O。

(10月15日付紙面に掲載したものです)