櫻坂46守屋麗奈(23)が、明日15日リリースの5枚目シングル「桜月」で初センターを務める。「れなぁ」の愛称で親しまれ、グループに新たな個性を加えたニュースター。周囲に支えられながら、あざといぶりっ子キャラもブレずに重責を全うする。【横山慧】

表題曲のフォーメーション発表を回想し、「センターと言われた瞬間は…。本当にもう、ただただビックリして。頭の中が真っ白で、何が起こってるんだろう? と固まっていました」と明かした。

「活動させていただいている上で、日々、目標を高くしていかなきゃとは思っていましたけど、まさか自分がセンターをやらせていただく日が来るとは思っていなかったです。やっぱりすごく、責任重大なので」

センター就任後はメンバーたちの言葉に救われた。「発表直後から(森田)ひかるちゃんとか(山崎)天ちゃんとか、みんなから『支えるね』『頑張ってね』って言ってもらえてありがたかったです」。自身の脇を固める先輩の一期生、小林由依(23)小池美波(24)にも感謝する。「美波さんがすぐ『何でも頼ってね』って連絡をくださって。由依さんも隣でとても頼もしくて。本当に心強いです」とほほ笑んだ。

「桜月」は切ないラブソングのような歌詞と、力強く疾走感あるメロディーが特徴だ。「最初に音源をいただいた時、素直に『好きだな』って感じました」と喜んだ。「出会いと別れの季節にピッタリな曲で、人によっていろんな意味に捉えられる歌詞だと思います。大切なものや人を思い浮かべながら聴いていただきたいです」と呼びかけた。

MV撮影の前には緊張感も高まったが、同期の田村保乃(24)から「つらくなることもあるかもしれないけど、支えるから何でも言って!」と励まされたという。「本当にみんなに支えてもらっています。私が不安がっていたら周りにも伝わってしまうし、しっかりしなきゃと思っていると、すぐ声をかけてくれて。救われます」と感謝した。

18年8月「坂道合同オーディション」に合格するも、すぐグループ配属には至らず「坂道研修生」として活動した。「坂道研修生」経験者では、乃木坂46、日向坂46も含めて初のシングル表題曲センターとなる。「今となっては、研修生やその前の期間っていうのは、私にとっては必要だったのかなって思っていて。自分を見つめ直す大事な期間でした」と述懐した。

「やっぱり悔しい思いをしたり、いろんな気持ちになったからこそ、今も頑張れているというか。いただいたチャンスは逃したくないなって、強く思うので」

テレビ東京「そこ曲がったら、櫻坂?」や、TBS系「ラヴィット!」などバラエティーでも活躍。グループ内でも貴重な存在だ。「櫻坂46に新しい色を加えられた、と言っていただけるのはすごくありがたいです。もちろんクールなカッコよさとか、美しさとか、はかなさとか、いろんな色になれるということを知っていただきたいです」と呼びかけた。

グループの顔でもあるセンターを務めつつ、あざといキャラクターはブレない。「はい! そこはこれからも続けていきたいと思います」。ニッコリ笑顔を支えるのは、優しいメンバーと強い意志だ。

◆守屋麗奈(もりや・れな)2000年(平12)1月2日、東京都生まれ。愛称「れなぁ」。20年2月に二期生として欅坂46(現櫻坂46)に加入。154センチ。血液型AB。

新曲「桜月」でセンターを務める櫻坂46守屋麗奈(撮影・宮地輝)
新曲「桜月」でセンターを務める櫻坂46守屋麗奈(撮影・宮地輝)
バラエティーでも活躍。グループ内でも貴重な存在の櫻坂46守屋麗奈(撮影・宮地輝)
バラエティーでも活躍。グループ内でも貴重な存在の櫻坂46守屋麗奈(撮影・宮地輝)