宝塚歌劇の花組公演「ミー&マイガール」新人公演が17日、兵庫・宝塚大劇場で、異例の新人W主演として上演された。

 主役は新人最終年7年目の96期生、優波慧(ゆうなみ・けい)と、1年後輩で97期、綺城(あやき)ひか理の2人。前後半を2人で分けて、剣幸、天海祐希ら歴代スターも演じてきた主人公ビルを演じた。

 半分ずつの主演だったため、優波は、この日の出来を「東京と合わせて100点満点にしたいので、50点です」と自己採点。ただ「心で芝居する課題には、まだまだ(力不足)と感じた。でも(主演で)くじけず前へ進む勇気をもらった」と言い、反省をまじえて大役を務め終えた安堵(あんど)感をにじませた。

 一方の綺城は「暗いので、銀橋が怖かったです…。なので(自己採点は)40点です」と話した。この日は、優波が前半に主演。後半からの出番だった綺城は「分かっていたことなんですが、冒頭で(劇中曲の)ランベス・ウォークをみんなで歌っているのを見て、疎外感を感じていました」と笑わせていた。

 東京宝塚大劇場での新人公演は7月7日に行われ、綺城が前半、優波が後半で主演する。