人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」が初めて実写映画化されることが決まり28日、都内で、主演の山崎賢人(22)神木隆之介(23)小松菜奈(20)岡田将生(27)らが出席して会見が行われた。タイトルは「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章」で、連載30周年の節目となる来年の公開を目指す。

 主人公の東方仗助(じょうすけ)を演じる山崎は「自分が生きてきた時間よりも長く愛され続ける作品の実写化ということで、頑張るしかない」。殺人鬼の片桐安十郎を演じる山田孝之(32)は「素に近いので、役作りは大変じゃない」と笑わせた。

 「ジョジョ-」は和洋織り交ぜた独特の世界観と、「スタンド」と呼ばれる特殊能力の表現技術の難しさから、これまで実写化はされなかった。5年前から約2年がかりで原作者の荒木飛呂彦氏を口説き落とした平野隆プロデューサーは、「三池監督は特殊な世界観を表現できる希有(けう)な監督。荒木先生からも『三池さんなら』と言っていただけた」と説明した。10月中旬にクランクインし、スペイン・シッチェスなどで年内いっぱい撮影を行う。

 作品は東宝とワーナーの共同企画として製作され、配給、宣伝などで協力関係を築く。