俳優ディーン・フジオカ(36)が8日、都内で映画「結婚」(24日公開)完成披露試写会舞台あいさつに出席した。

 同作は直木賞作家井上荒野氏の同名恋愛小説を実写化した作品。ディーンは多くの女性をだます結婚詐欺師の主人公古海健児役を演じている。

 「犯罪者なのでどうしたものかと」と切り出し、「結婚詐欺は犯罪です」と宣言。「でもなぜそうなったのかという理由があって、そこを掘り下げていく中で共感できる部分はあったし、なぜか放っておけない部分がある魅力的なキャラクターになればと思いました」と話した。司会者から「でもディーンさんにだったらだまされたいですよね」に会場からは「だまされた~い!」と声が上がった。

 イベントには貫地谷しほり(31)柊子(25)萬田久子(59)松本若菜(33)安藤玉恵(40)中村映里子(28)西谷真一監督(57)も出席。女性陣は異口同音に「ディーンさんはいつも完璧なんです」と答えた。西谷監督とディーンはこれが3作品目だが、映画は本作が初めて。「これからの日本映画界を背負って立つ存在だと思う。会うたびに成長しています」と褒めたたえた。

 同作の主題歌「Permanent Vacation」はディーンが作詞作曲した曲で7月5日、発売される。「映画の一部だけど、楽曲としても成立させたいと思いました。古海はあまり胸の内を話さないので、そのわからない具合を歌に込めました」と解説した。

 ディーンは最後に「この映画を見終わった時、結婚とは何かを考えるきっかけになればいいなと思います」とアピールした。