俳優ジョージ・クルーニー(56)が、友人で事業パートーナーであるランデ・ガーバー氏らと共に創業したテキーラの会社「Casamigos (カーサミーゴス)」を10億ドル(約1110億円)で売却したことがわかった。

 クルーニーは米国時間の21日、長年の事業パートナーであるガーバー氏(スーパーモデルのシンディ・クロフォードの夫)および不動産王のマイク・メルドマン氏とともに創業したカーサミーゴス社を、英酒造メーカーのディアジオ社に10億ドルで売却したと米ピープル誌に発表。

 「4年前、”あなたたちは10億ドルの会社を所有しているのか?”と聞かれたら、イエスとは答えなかったと思う。しかし、私たちはこれからも変わることなく、まだまだカーサミーゴスの一部であり、今夜、1ショット、いや、2ショットの酒でスタートしたい」とコメントした。 

 米CNBCの報道によると、ディアジオ社はまず、クルーニーたちに7億ドルを支払い、今後10年間のテキーラの売れ行きに基づいて、さらに3億ドルを支払う予定という。7億ドルの支払いは、今年中に完了する見込みだ。

 クルーニーとパートナーたちは当初、カーサミーゴスを友人や家族のためだけのプライベートなテキーラのコレクションとしてスタート。「友人の家」という意味を持つブランド名も、それに由来しているという。製造を続けるためのライセンスを取得後、2013年に公のブランドとしたが、超高級テキーラのブランドとして急成長を遂げたという。(ニューヨーク=鹿目直子)