歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が25日、ブログで、22日夜に妻の小林麻央さん(享年34)が乳がんで亡くなり、23日の会見で明らかにしてから、世界中からメッセージが届いたと明かし「改めてすごい妻を天から授かったのだと、おもうばかり」と、麻央さんの存在感の大きさをあらためてつづった。

 海老蔵は、千秋楽を迎えた東京・渋谷のシアターコクーンで上演した自主公演「市川海老蔵 第四回 自主公演 ABKAI 2017~石川五右衛門 外伝 ~」の、まさに千秋楽中の楽屋で思いをつづったようだ。

 「ロンドンの知り合いから中国でもアメリカからも みんな連絡をしてくれます、まお どうして皆様ご存知なのかはわかりませんが、私 改めてすごい妻を天から授かったのだと、おもうばかり、おもうばかりです、」

 麻央さんの死については、英国の公共放送BBCの電子版が23日「小林麻央さん。日本のがん患者のブロガーが34歳で亡くなった。がんとの戦いを公にすることで多くの人に共感と感動を与え、BBCが2016年に世界に影響を与えた100人の女性に選んだ、かつての日本のニュースキャスターが、木曜の夜遅くに乳がんで亡くなりました。夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵はブログに『人生で最も泣いた日だ』と書いた。小林さんのブログは、個人的なことを明かすのを嫌う日本人の国民性においては、画期的なものだった」などと大きく報じていた。

 また海老蔵は、長女麗禾(れいか)ちゃん(5)がこの日「ABKAI」の舞台に立つこと、長男勸玄(かんげん)くん(4)は恥ずかしがって出ないことも報告。「出ないけど 恥ずかしいけど やる気、難しい年頃です七月大歌舞伎心配のタネです、」(原文のまま)と、7月2日開演の「七月大歌舞伎」夜の部「駄右衛門花御所異聞」を前に、子育てと稽古の難しさを打ち明けた。