今年4月フジテレビに入社した久慈暁子アナウンサー(22)が、史上最速の3カ月で、3年ぶりに復活する同局エースアナ候補の登竜門番組「パンシリーズ」の10代目に起用されることが決まった。来月3日、冠番組「クジパン」(月~金曜深夜1時25分、初回は同1時55分から)がスタートする。このほど初収録が4代目の「カトパン」こと、元同局のフリーアナウンサー加藤綾子(32)をゲストに迎えて行われた。

 久慈アナは加藤アナに憧れてアナウンサーになった。「中高生の時から『めざましテレビ』を見て尊敬していました。緊張します」。加藤アナは「見た目もいいし、プラス、ほんわかしてサッパリしてる。頑張ってね」とエールを送った。

 パンシリーズは毎回ゲストを呼ぶトーク番組。過去はいずれも10月改編期以降のスタートだった。初の7月開始に久慈アナは「聞いたときはうれしかったけど、まだ何もできない…」。加藤アナは「失敗を引きずらないで久慈ちゃんらしく楽しんでやって。私なんか入社半年でアナウンス室長に『辞めたい』って相談に行った(笑い)」。久慈アナは「この番組を通じて、視聴者が安心できるように成長したい」と話した。

 収録中には加藤アナの同期、椿原慶子アナ(31)榎並大二郎アナ(31)も“乱入”。加藤アナは「椿原とは今でもご飯に行く」と、同期の素晴らしさを強調。加藤アナは、入社試験の面接を最初に受け「セクシーポーズを」と言われてスカートをたくし上げ、セクハラを恐れたのか面接官が、その後その質問をすることを中止したという、当時の脱線エピソードを披露した。椿原アナは「(私は)そんなこと言われませんでした」と笑った。

 同パンシリーズ歴代アナは3代までが既婚、5代目松村未央アナ、6代目山崎夕貴アナ、7代目三田友梨佳アナは熱愛が報じられている。加藤アナは「椿原と遊んでばかり。環境を変えなきゃいけませんね」と婚活に意欲。

 一方、久慈アナは同郷の日本ハム大谷翔平(22)と、モデルだった大学時代の14年、岩手・奥州市の広報誌で対談。市長からカップル誕生を後押しされ話題になったこともあった。この日、取材陣から大谷について聞かれると、久慈アナは「素晴らしい方なので、私なんか全然」と笑顔で謙遜していた。【小谷野俊哉】

 ◆久慈暁子(くじ・あきこ)1994年(平6)7月13日、岩手県奥州市生まれ。青学大在学中の13年にスカウトされ芸能界入り。14年3月に旭化成グループキャンペーンモデル。同年7月日本テレビ系「近キョリ恋愛」で女優デビュー。同年8月雑誌「non・no」モデルオーディショングランプリに輝き同誌専属モデルに。今年4月フジテレビ入社。趣味は映画観賞、ウインドーショッピング。166センチ。血液型0。