6日夜に舞台「アザー・デザート・シティーズ」出演中、急性大動脈解離で亡くなった俳優中嶋しゅうさん(享年69)の葬儀・告別式が12日、都内で営まれ、共演者、関係者ら約300人が参列した。妻で女優鷲尾真知子(68)が喪主を務め、舞台で共演している岡本健一(48)らが弔辞を読んだ。出棺時には、参列者から拍手が起こり、中嶋さんの旅立ちを見送った。

 所属事務所が妻鷲尾と同じ渡辺えり(62)は「鷲尾さんはあいさつで『今は泣かないで頑張る』とおっしゃっていました。今は公演中ですが、終わった後が心配です」と話した。鷲尾は現在、舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」に出演中で、この日は休演日だった。

 中嶋さんが出演していた「アザー-」は、斎藤歩が代役を務め、13日から上演を再開する。