肺炎のため21日に亡くなった、平尾昌晃(ひらお・まさあき)さん(享年79)と50年来の付き合いがあった「元祖レタス巻 寿司処 一平」(宮崎市)のおかみ村岡敬子さんが23日、「いっぱい思い出があるからショックです」と悼んだ。

 病を患い医者から「生野菜を食べるように」と言われた平尾さんのために、夫で初代店主の正二さんが考案したのが、サラダ巻きやロールすしの原点ともいわれる「レタス巻き」だった。正二さんが04年に亡くなった後も交流は続き、敬子さんは「テレビに出たりして、お元気になられたと思っていたので、寂しいです」と肩を落とした。