肺炎のため21日に亡くなった作曲家平尾昌晃さん(享年79)の次男で歌手の平尾勇気(36)が、「優しくてかっこよくて、時には厳しい人でした」としのんだ。

 勇気は24日放送のTBS系「ビビット」に生出演。平尾さんが亡くなった時は仕事で地方に滞在中で、最期には間に合わず「急でした」と悔やんだ。実家は今も平尾さんが過ごしていたままの状態だという。「そのままのものが残っていて、何ひとつ動いていなくて、たぶん父も帰ってきたかったんだなと思います」と語った。

 平尾さんは大みそかのNHK紅白歌合戦のエンディングで流れる「蛍の光」の指揮者としても知られたが、勇気は「やっぱり大みそかに紅白の指揮するのを本当に喜んでうれしそうにしてた」と父の姿を振り返り、「うちの父は音楽で生きて音楽を愛して、ずっと音楽を大好きな人だったんで、父がのこしてくれた曲とかいろいろなものを僕らが継いで、歌い継いで行ったりとか後世にのこしていくようにしていきたい」と語った。