NHKは17日、松たか子(40)が次期NHK連続テレビ小説「わろてんか」(10月2日スタート、月~土曜午前8時)の主題歌を歌うと発表した。松がドラマのために作詞・作曲した「明日はどこから」に決まった。松は同局を通じて「長丁場の撮影に臨む皆さんに寄り添う気持ちで曲を書きました。視聴者の方々にも気に入っていただければ幸いです。今日が明日につながっていく、ささやかな私なりの応援歌です」とコメントした。

 ドラマの後藤高久プロデューサーによると朝ドラ制作側は毎回、主題歌の選定にあたって「毎朝聞くので胃もたれしそうな曲はダメ」「半年間151回も聞くので毎回新しい発見がある歌詞やメロディーが必要」「老若男女に好かれるキャラクター」などの条件が浮かび「そんな都合のええ歌があるかい!」と頭を悩ませてきたという。今回は「柔らかい歌声と優しい世界観に彩られた歌は、毎朝聞いて口ずさみたくなるような素敵な曲」と心配も不安もないという。

 松は女優の印象が強いが、97年に「明日、春が来たら」で紅白歌合戦に出場するなど音楽活動も熱心。「わろてんか」のヒロインは吉本興業の創始者、吉本せいがモデル。主演の葵わかな(19)は主題歌について「笑いがテーマのドラマを、優しく温かく包んでくれる曲」とコメントしている。