タレントの藤本美貴(32)が、“ゲス不倫”騒動で議員辞職した宮崎謙介前衆院議員(36)の講演活動について「チャンスがあってもいい」との考えを述べた。

 21日放送のフジテレビ系「バイキング」は、宮崎氏が講師として登壇予定だった京都でのセミナーが中止になったと伝えた。宮崎氏は「今の時代に求められている議員像」をテーマに講演する予定だった。

 元宮崎県知事の東国原英夫氏は「ちょっと早いんじゃないか。それも自分のゲス不倫をネタにするということだから、ちょっとやりすぎじゃないか」と、宮崎氏の登壇は時期尚早との見方を示した。また、セミナーの参加料金が1講座1万5000円と通常の相場よりも高いと指摘。「普通の講演会じゃない。おそらく政治資金パーティーの色合いがあるんじゃないかと僕は思う。ここで反省をしてざんげをして、ここからリスタートするというようなきっかけにしたかったんじゃないか」と推察した。

 番組では、主催者側が宮崎氏を講師に招いたことについて、芸能人が過去の失敗談を語るテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」のような内容を想定していたことが紹介され、タレントのIKKOは「しくじり先生の場合は、まずその失敗をバネにして糧にして、それで今現在、新たに何かで成功している人だとか、そういう人の話だったら聞こうと思うけど」と、宮崎氏の講演に否定的な意見を述べた。

 一方、藤本は「もう(議員を)辞めてるし、言ってしまえば東さんとか(杉村)太蔵さんと同じ立場。辞めてるのでチャンスがあってもいいのかなとも思う」と擁護した。