元NHKの登坂淳一アナウンサー(46)が、4月からキャスターに就任予定だったフジテレビの報道番組「プライムニュース(仮)」(月~金曜午後4時50分)の出演を、セクハラ疑惑が報じられたことを受けて辞退した一連の騒動が、世界のエンターテインメントの中心・米国でも報じられた。

 米芸能サイト「バラエティー」は28日夜(現地時間)にアジアのテレビ関連ニュースとして、登坂アナの写真付きで「日本のニュースキャスターがセクハラ疑惑で降板」と大きく報じた。同サイトは「日本のベテランニュースキャスターの登坂淳一氏がフジテレビの、夕方のニュースのキャスターに就任予定だったが、セクハラ疑惑で降板した。キャリアの多くを公共放送のNHKで過ごした登坂アナは、フジテレビ『プライムニュース』のMCに就任予定だったが、25日発売の週刊文春で、11年6月に札幌市で飲みの席で女性スタッフにセクハラ行為をしたと報じられた」などと報じた。

 また同サイトは、登坂アナの弁護士が「性的な問題に関するコメントは控えています」とメディアに説明したとも報じた。

 米国ではハリウッドの重鎮として有名な大物映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(65)が、約30年にわたって数々の女優たちにセクハラ行為を行ってきたと、ニューヨーク・タイムズ紙が報道したことを機に、セクハラ問題が連日、報じられている。その中、海を渡った日本で、元NHKの人気男性アナウンサーがセクハラ問題で出演を辞退したことに対しても、反応したようだ。