Hey!Say!JUMP知念侑李(24)の主演映画「坂道のアポロン」(三木孝浩監督、10日公開)の公開直前イベントが7日、都内で行われた。

 知念は劇中で臨場感たっぷりにジャズピアノを披露。ゲストに登場したジャズ歌手の綾戸智恵(60)から「知念君と中川(大志=19、ドラムス役)君はしっかりと楽器に触っていて、演奏にパーソナリティーが出ていた。昔はハリウッド映画にかなわない感じがあったけど、この映画はホンマに臨場感がありました」との言葉をもらい、「うれしい。中川君とセッション中は最高に幸せでしたから」と振り返った。

 撮影のために一昨年の秋からピアノのレッスンを始め「最初はどうなるかと思ったけど、だんだん楽しくなりました、今ではコンサートでも弾けるくらいになれたらいいなと思っています」という。

 劇中でトランペットに初挑戦したディーン・フジオカ(37)は「綾戸さんは僕のことは全然ほめてくれないんですか?」。綾戸から「あんたの場合は『顔』の方が気になって、音が入ってこなかった」といなされ、会場の笑いを誘った。

 知念と中川の間で揺れる同級生役を演じた小松菜奈(22)は「3人のセッションを目の前に本当に涙が出ました。撮影とはいえ、間近に見られたのは本当に幸せでした」と振り返った。

 知念は最後に「ラブシーンもせっかく頑張ったのに、その話がまったく出なかったのはちょっと残念」と会場を和ませた。