元宝塚歌劇団の女優陽月華(37)が初主演する映画「かぞくわり」(塩崎祥平監督、19年1月公開)の主題歌を、女性デュオの花*花が担当することが30日、分かった。

花*花はこじまいづみ(42)とおのまきこ(41)の女性2人組デュオ。実写映画の主題歌を担当するのは初めてで、映画のために書き下ろす。

こじまは映画の感想を「ファンタジーとリアリティーの間を行ったり来たりする中で、家族が個々として再生していく世界観がおもしろいと思いました」。おのは、曲のイメージとして「エンドロールで流れるということで、物語の雰囲気を壊さないように、また古都奈良の厳かなイメージで作りました」と話した。

同作は家族の役割がテーマで、奈良県が舞台。親の反対で画家の夢をあきらめた陽月演じる38歳独身女性の香奈が、夫の不倫を機に実家に戻った妹が実家を占拠していく中で、居場所を失いながらも、幸せな家族を取り戻す姿を描く。

香奈の父を小日向文世、母を竹下景子が演じ、香奈に大きな影響を与える謎の男を石井由多加が演じる。