女性歌手Uru(ウル=年齢非公表)が、有村架純(25)主演のTBS系連続ドラマ「中学聖日記」(10月スタート、火曜午後10時)の主題歌を担当することが11日、分かった。ドラマ用に自ら作詞作曲した「プロローグ」で、12月5日に発売する。

ドラマは年上の婚約者がいながら、教え子の中学生(岡田健史)にひかれていく女教師の禁断の恋を描く。新井順子プロデューサーはUruの起用を「透明感のある声で、はかなさとともに力強さも表現できる方を求めていたところ、まさにこの声だ! と思いました」と説明する。

Uruは揺れ動く気持ちや戸惑い、かなうかも分からないまま募るヒリヒリとした恋心を描くバラードを書き下ろした。「原作や脚本を読ませていただいた時の胸の苦しさや痛みをヒントに制作しました」。主演の有村は「Uruさんのやさしくて、とてもはかない歌声が世界観にハマリにハマッて、私は抜け出せません」と絶賛している。

Uruは有村と縁がある。16年メジャーデビュー曲「星の中の君」は、有村主演映画「夏美のホタル」(広木隆一監督)の主題歌に起用された。Uruは有村を「親近感と思い入れを抱いている女優さん」とし「また、有村さん主演のドラマ主題歌として歌わせていただけるのは、とても感慨深いです」と喜んでいる。

TBSの火曜午後10時枠は、16年新垣結衣(30)主演「逃げるは恥だが役に立つ」が14・5%(関東地区)と高視聴率を記録。4日放送の綾瀬はるか(33)主演「義母と娘のブルース」第8話は、自己最高の15・5%を記録している。

◆Uru(ウル)本名、年齢非公表。13年からユーチューブで公式チャンネルを立ち上げ、J-POPを中心に歌唱動画を次々とアップし、注目を集めた。チャンネル登録者数は21・3万人、総再生回数は約9300万回以上。特徴は透き通るような歌声と、「純粋に歌声を聴いてほしい」と素顔をほぼ見せないこと。ドラマ主題歌は17年10月期綾野剛主演TBS系「コウノドリ」の「奇蹟」以来。