ニッポン放送定例社長会見が12日、都内で行われ、岩崎正幸社長が、10月期の番組改編で元テレビ東京のアナウンサーでフリーアナの大橋未歩(40)をパーソナリティーに起用し「大橋未歩 金曜ブラボー」(10月5日スタート、金曜午後1時)を放送すると発表した。15年4月にスタートし、フリーアナの望月理恵と上柳昌彦がパーソナリティーを務めていた「金曜ブラボー。」を引き継ぐ形。ニュースやトピックスなどを伝える生番組。

岩崎社長は「彼女には7月に特番をお願いしたが、その時の評判が良かった。トーク力があり、ざっくばらんに公私の話をしてくれるし、リスナーに対し優しい気持ちで寄り添える。パーソナリティーの資質を非常に感じた」と起用理由を語った。

同局は「パーソナリティーはしゃべりの総合芸術だと思います。アナウンサーとして15年間培ってきたすべてを出したい」との大橋のコメントを紹介した。

他に新番組「高嶋ひでたけと里崎智也 サタデーバッテリートーク」(10月6日スタート、土曜午後6時)の放送も発表した。

一方、8月に乳がんで亡くなった漫画家さくらももこさんが、91年10月から1年間「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを務めていたことで、当時、ディレクターだった森谷和郎専務が思い出を紹介。「当時、ニッポン放送は、都内のデパートで毎年夏にイベントを展開していた。その年(91年)の中身が、さくらももこ展という個展だった。スタッフがさくらさんのしゃべりがユニークと話していた。さくらさんはビートたけしさんのファンで『ビートたけしのオールナイトニッポン』にはがきを何枚も書いたと話していた。しゃべりもユニークだし、ぜひ、『オールナイトニッポン』をやりたいということでスタートした」と語った。また、たけしの関係者からたけしの直筆の絵を3枚入手した際、さくらさんが欲しいらしいということを聞き、2枚渡したこともあったという。