俳優山崎賢人(23)が主演のフジテレビ系連続ドラマ「グッド・ドクター」(木曜午後10時)で初の医師役に挑戦、13日の放送で最終回を迎える。自閉症でコミュニケーション能力に難があるが、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年医師・新堂湊(山崎)は、レジデントと呼ばれる研修医として東郷記念病院小児外科に勤務することになる。

視聴率は初回から11・5、10・6、11・6、10・6、12・2、10・8、13・0、9・4、10・2%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)をマークしている。

山崎は3カ月に及んだ撮影を振り返って「とても大好きなチームで、この作品をやることができて、すごく楽しかったです。そして見ている方に、これほどメッセージを伝えられる作品に出させていただいて、俳優という仕事をやっていて本当に良かったなと思います。みなさんに甘えてしまう部分もたくさんあったのですが、新堂湊という役をやれて本当に良かったです。今は、さみしいですけど、また、いつかこのチームで一緒にできればなと思います。本当に、本当にありがとうございました!」と話している。

13日放送の最終回では、東郷記念病院は小児外科の廃止へと向かっていた湊(山崎)はステージ4のガンで倒れた院長の司賀明(柄本明)の病室で付き添っている。ずっと支えてきてくれた司賀の病状を初めて知り、湊はショックを隠せない。その時、湊に森下伊代(松風理咲)の急変を知らせる連絡が入る。司賀に今心配すべきなのは自分ではなく子どもたちだ、と促された湊は伊代の病室へ急ぐ。

瀬戸夏美(上野樹里)ら小児外科医を集めた小児外科主任の高山誠司(藤木直人)は伊代が肝硬変も患っていると話す。そして、放置すれば肝不全になるため、すぐにでも肝臓の移植手術が必要だと続けた。しかし、伊代は小腸の移植も予定されている。高山は肝臓と小腸の同時移植以外に伊代を助ける方法はないと告げるが、小腸と肝臓の同時移植は国内で実施された例は少なく、高山ですら行ったことがない。そこにER(救急救命室)から川で溺れた少女、吉本美咲(古川凛)が心肺停止状態で運び込まれたと連絡が入る。