杉良太郎(74)伍代夏子(56)夫妻らが14日、東京・霞が関の国家公安委員会に小此木八郎国家公安委員長を表敬訪問しを報告し、オレオレ詐欺予防プロジェクトチーム発足を報告した。

被害件数が減らないオレオレ詐欺など特殊詐欺を、家族の絆を再認識しながら全国47都道府県で減らしていこうという試みで、杉がさまざまな世代に影響力のある芸能人に声をかけてこの日、発足した。プロジェクト名は「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦(略称SOS47)」。杉は「芸能界で発信力がある人たちに入ってもらって、後押ししてもらって、警察と一緒になって、『家族の絆作戦』に入ってもらえれば」と結成の経緯を語った。

メンバーは杉、伍代のほか、松本利夫(43)TOKIO城島茂(47)コロッケ(58)女優川栄李奈(23)飯豊まりえ(20)w-inds.、乃木坂46。この日は城島以外のメンバーが出席した。w-inds.橘慶太(33)は、自分のファンが実際に被害を受けたことを告白。「僕の名を名乗った、振り込め詐欺の被害に遭ったということがありまして、その被害額がすごく大きなものだったので、w-inds.として悔しい思いをした。そんなときにお話をいただいて、被害に遭われた方の気持ちが少しでも晴れれば。活動を通して絆というキーワードを伝えていけたら」と語った。

振り込め詐欺被害防止アドバイザーを務めるコロッケは「『家族で連絡を取り合っていれば、何もなかった』と聞くこともあるので、本腰を入れて、芸能活動の中で呼びかけていきたい」と話した。杉が「志村けんさんなら何と言いますか?」と振られると、芸人魂にスイッチが入り、「志村けんさん(声まね)で言うと、おじいちゃんもおばあちゃんも聞いてくれますよ」と、志村のものまねでコメントし、場内を和ませた。爆笑に気を良くしたのか、続いて淡谷のり子、武田鉄矢のものまねも披露したが、杉から「もうそのへんで」とピシャリと切られ、苦笑いしていた。

メンバーは今後、動画制作やイベント出演などで、詐欺被害の防止を訴えていく。