2004年に解散したロックバンドHystericBlueの元メンバーで結成された音楽ユニットSabao(シャボン)が、活動休止を発表した。

SabaoはHystericBlueのボーカルTama(37)とドラム楠瀬タクヤ(38)の2人で11年に結成。18日に公式サイトで「今後の活動方針について、メンバーで話し合い、現在開催中のツアー『LASTINGHOPE』の東京ファイナルをもちまして、Sabaoとしてのライブ活動をいったん満了することになりました」と発表した。

Tamaは、同ユニットの活動休止にともない、個人としてのライブ活動も休止すると発表。「『いつまで続けるのか』ということは、ここ何年かずっと考えていたのですが、デビュー20年という節目を迎えるにあたり、自分の中でちゃんとけじめをつけたいという思いからこの決断に至りました」と説明し、「突然のご報告で驚かせてごめんなさい。ツアーファイナルまで残りわずかですが、ひとつひとつのライブやイベントを精いっぱい、大切に歌い届けたいと思います」とした。

楠瀬は「ズルズルと続けていく活動ではなく、フワフワと続いている活動を目指すべく、いったん寝かしてみて、熟成期間を取るとどうなるのかな、と今は考えております」と説明。「残り少ない30代の時間というリソースを、家族との時間と演奏活動、そして新たな舞台芸術の創作に最大限振り切って、すてきなミュージシャンとしての40代を過ごせた暁には、またファンの皆様と一緒に同じ夜を迎えられるよう、日々を大切に生きて行く所存です」とした。