元TBSアナウンサーでエッセイストの小島慶子(46)が、月刊誌「新潮45」に掲載された自民党の杉田水脈(みお)衆院議員を擁護する特集について、「本当に酷い」と嫌悪感をあらわにした。

同誌10月号は、性的少数者(LGBT)を「生産性がない」と表現した杉田議員に対する批判に「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」「見当外れの大バッシング」と反発する特集を掲載。小川栄太郎氏ら保守派論客が寄稿し、どの性を愛するのかという「性的指向」と性癖を示す「性的嗜好(しこう)」を混同したまま、同性愛を「全くの性的嗜好ではないか」と語る論考も掲載した。

同誌に対する批判の声が広がっており、新潮社の社内でも同誌への異論が噴出している。

小島は21日更新のツイッターで「LGBTに対する無知と偏見と憎悪がむき出しの文章の行間から、書き手の快楽すらにじんでいるのを目にして、とてもショックを受けています」と心境を吐露。「これが世に出るまでに原稿に目を通した人は幾人もいたはずなのに。酷い。本当に酷い」と怒りをにじませた。