フリーアナウンサー有働由美子(49)が、23日にフジテレビ系の番組に初めて出演する。

トーク番組「ボクらの時代」(日曜午前7時)で、女優石田ゆり子(48)、作家角田光代氏(51)と語り合う。今年3月いっぱいで27年間務めたNHKを退局、10月からは日本テレビ系「NEWS ZORO」のキャスターに就任する有働アナだが、それに先駆けてフジテレビを“初体験”した。

今回は有働アナから石田に声をかけた。3年前に、有働が司会を務めていたNHK「あさイチ」に石田が出演して知り合った。石田は「最初は『あさイチ』に呼んでもらって…。うちの義理の弟、妹(石田ひかり)の旦那さんがNHKのプロデューサーをやっていて、それで有働さんを紹介してもらって」と説明。その後すぐに有働アナ宅でのホームパーティーに呼ばれたという。石田と角田氏は、つい先日雑誌の取材であった際に意気投合してといった巡り合わせだ。

最初は「回さなくていい番組なんですよね」と言っていた有働アナだが、気がつけば完全に“回して”石田と角田氏の話をどんどんと引き出す展開になった。自身の話題も次々と飛び出した。NHKを退社後、しばらく自由な生活を満喫していたと思われたが、有働アナは「これまでほとんどの社会人生活を月~金曜の生放送でやってきたので、逆にそれがなかったこの半年あまりが不安で不安でしょうがないっていう。何時に起きてもいいよとか言われると…昨日より15分後に起きちゃった、人として大丈夫かな? だんだん落ちてきているんじゃないかって。結局、そうやって縛られるのが好きなのかもしれないですね」と振り返った。

SNSについては「みんなやっているから、面白そうだなとは思うんですけど、もし私がやったら、夜中に酔っぱらって絶対すごい、いろいろいけないものを書いたりしそうなので、自分で禁じています」。石田から「人との距離感」について聞かれると「人に会わないほうが楽で、特に犬とか飼っちゃうと…。もう家にいると幸せで、誰かと交わってしゃべって、なんかちょっと熱心に話しちゃうと、傷つけるようなこと、あれは傷ついたんじゃないかとか次の日に反省するのも嫌で…。確かに距離感っていうか、ちょっと離れてというか、もうライン作って、ここからは入れないけどここから先はオープンにした風で、しかも楽しかったよってやるんですけど、ここから先に入ったり、向こうに入るのは、なんかもう面倒くさいなって思うことに罪悪感がある」と、本音をもらした。

仕事については「100(歳)くらいまで、できるものならやりたいです。出ている仕事か、作る仕事かなのかはわからないですけど、働くっていう意味では100くらいまでは」。そして「華麗に加齢したい」という石田の発言に、はしっかりとつっこみを入れた。