韓国の男性5人組アイドルグループU-KISSが、大阪市内で日刊スポーツの取材に答え、15枚目でデビュー10周年を飾る第1弾シングル「SCANDAL」(10日発売)をPRした。

約1年ぶりのリリースとなる楽曲は、駆け引きし合う男女を描いた「大人の恋愛ソング」となった。メンバーのフン(27)は「いろいろな経験をした大人のセクシーさを意識しました」と説明。最年少メンバーのジュン(21)は「セクシーなダンスも見て欲しい。セクシーアピールですよ」と笑った。

またカップリングの「Chair」はキソプ(27)が作詞、作曲、編曲を手掛けた。「SCANDALに合わせて、この曲のテーマもセクシー」。チェアー(椅子)はセクシーさを象徴するアイテムだと言うが、「ベッドだとストレート過ぎるでしょ。日本の歌詞は、遠回しの言葉でイメージを膨らませていく。やっぱり椅子だと思いました」とキソプ。歌詞にもある「ピゴォッピゴォッ」は、韓国では椅子を「ギシギシ」揺らすときに使う擬音表現だそうで、「男女2人が椅子を揺らす。すごくセクシーですね」といたずらそうな笑みを見せた。

グループとしては10周年を迎えたが、メンバーが入れ替わり、現在の5人の内、結成時を知るのはイライ(27)とスヒョン(27=現在兵役期間で入隊中)だけ。イライはデビューを控えた10年前について、「今でも思い出す」風景があると振り返る。「ファンへのお披露目を兼ねた初ステージは、日本の熱海でした。本番直前に緊張で、吐きそうになりました。本当に大変だった。それからもう10年も経ったとか信じられません」と感慨深げに語った。「それでも楽しいことも多かった。今後はアリーナツアーとか大きな場所でパフォーマンスを見せたい」と甘いマスクで抱負を語った。