俳優高橋一生(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(火曜午後9時)の第6話が、13日に放送される。

高橋が演じるのは、大学で動物行動学を教える講師・相河一輝。生き物の不思議に興味、関心が高く、大好きな生き物のことになると、他には目もくれずに没頭してしまう。そのため、大学が設けるルールや、他人との約束を忘れてしまうことも多い。極端にマイペースな性格のため、周囲からは変わり者として見られている。

一輝の同僚でアリオタクの沼袋順平を演じるアンジャッシュ児島一哉(46)は「アリオタクで見た目も気持ち悪いですよね(笑い)。みんなと普通にコミュニケーションを取りたい、でも出来ないという憧れがあるから妄想の中ではよくしゃべるんじゃないですか。かなり誇張してるけど、こういう人やそういうところって、誰にでもありますよね。実は自分も割とそっちよりなんで。一輝と沼袋は、両方危ないと思いますよ(笑い)。2人は髪形もちょっと『あれ、似てる?』って思いました。一輝は純粋で何も悪気が無くて良いやつだけど、最初はちょっと時間がかかると思いますね。直ではちょっといきたくないので、僕の友達が仲良くなってくれたら一緒になれると思う」と笑っている。

第6話では、一輝(高橋)に頼まれ、渋々と森を訪れた歯科クリニック院長の水本育実(栄倉奈々)は、ひょんなことから、元恋人・鳥飼(和田琢磨)を信じられず別れを招いてしまった自分への後悔から、涙があふれてしまう。その姿を見た一輝は、育実が泣いている理由が分からず、動揺する。

翌日、2人が一緒に森へ行ったことを知った相河家の住み込みの家政婦・山田妙子(戸田恵子)は、一輝の大学の学部長・鮫島瞬(小林薫)をはじめ、付き合いのある“先生”を呼んで、家で食事会をしようと、提案。もちろん、その“先生”には育実も含まれていた。山田の指示を受けた一輝は早速、育実と歯科助手のあかり(トリンドル玲奈)、祥子(玄覺悠子)を誘うためクリニックへ。しかし、育実は何かと理由をつけて、食事会には行かないと断言。実はその日は育実の誕生日で、ひそかに別れた鳥飼からの連絡を期待していたのだ。

迎えた食事会当日、結局育実は、あかりたちと一輝の家へ。鮫島や一輝の同僚の樫野木(要潤)、沼袋(児嶋)、熊野(阿南健治)も集まり、一同が食事をしながら盛り上がる。そんななか、山田の狙いで一輝とギョーザを作ることになった育実。きれいな形に仕上げようとする育実とは反対に「どんな形ができるか試したい」と、形には全くこだわる様子のない一輝。その様子を、育実は複雑な気持ちで見ていた。

翌日、一輝は、森で泣いた理由を育実に直接尋ねる。一輝に悪気がないことを知る育実は、「相河さんに自分の思いは分からないと思う」と言いながらも、まじめすぎる自分の性格と、その自分に嫌気がさしている苦しい胸の内を一輝に話す。

それからしばらくして、リスが橋を渡らない理由を思いついた一輝は、樫野木と一緒に森へと向かう。その夜、一輝の元に、育実から電話が。一輝が週末に森へ橋の様子を確認しに行くことを告げると、育実から「私も森に行ってもいいですか?」と、思いもよらぬ発言が飛び出す。