佐々木蔵之介(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「黄昏流星群-人生折り返し、恋をした-」(木曜午後10時)の第6話が、15日に放送される。

人生の折り返し点が近づいた大人たちが、黄昏の空にきらめく流星のように最後の輝きを模索する大人の恋の物語。原作は1995年(平7)から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)に連載されている弘兼憲史氏(71)の漫画「黄昏流星群」。

エリート銀行マン滝沢完治(佐々木)は、入社以来仕事一筋で支店長にまでなったが、予期せぬ左遷宣告を受けて単身スイス旅行へ。そこで目黒栞(黒木瞳=58)と出会い運命の恋に落ちる。一方、滝沢の妻の真璃子(中山美穂=48)は、娘の美咲(石川恋=25)の婚約者・日野春輝(藤井流星=25)と引かれ合っていく。

婚約者がいながら大学の恩師と、大学の恩師と交際する滝沢家の1人娘・美咲を演じる石川は「最初に企画を聞いた時は、少しドロドロした物語なのかなと、いう印象がありました。原作では美咲や真璃子は性格がキツい感じに描かれていたので、ドラマではどうなるんだろうと思いました。でも、台本を読み進め、美咲を演じていくうちに、これって意外とピュアなラブストーリーなのかもと、思うようになりました。それぞれの登場人物が間違っているというか、恋人や家族を裏切るような恋をしています。だけど、本気で人を好きになる思いは、みんな素直で正直なんです。波乱の展開ではありますが、年齢を重ねても青春時代のように燃えるような恋が描かれています。家族や恋人がいるのであれば、肯定はできませんけど(笑い)」と話している。

第6話では、栞(黒木)とついに一晩過ごした完治(佐々木)。真璃子(中山)には、銀行の同期と飲んでいたらタイミングを逃したので、井上英樹(平山祐介)の家に泊まると電話した。そんな完治を栞は心配そうに見ていた。

翌朝、栞と朝食を共にし、すがすがしい朝を迎えた完治。しかし、帰宅する完治を送り出し、洗濯物を干し始めた栞は体に異変を感じる。一方、家に帰ったもののすぐに出社する完治の姿に途方に暮れる真璃子は、水原聡美(八木亜希子)に夫の浮気は確定的だと打ち明ける。思わず出てしまった完治の携帯電話から聞こえてきた知らない女性の声、表示された「目黒栞」という名前、そして明らかにおかしい昨晩の外泊。ここまでハッキリ浮気と分かってしまうと逆に問いただす気にもなれないと真璃子は嘆く。

美咲(石川恋)と日野(藤井)の結婚を進めるため両家で顔合わせをすることになり、日野家に出向いた完治たちは、豪華な邸宅や春輝の母・冴(麻生祐未)の厳しい目、りんとした物言いに気押される。特に、早く孫をと望む冴のプレッシャーに窮屈そうな美咲。帰り道、完治は美咲に大学の恩師の戸浪恭介(高田純次)とは別れるのか問いただす。きちんと別れるから心配しないでと答える美咲。

完治が出向先の荻野倉庫に出社すると、川本保(中川家・礼二)が荒れていた。メインの取引先から契約を打ち切られた、という。完治は融資を頼みにかつての勤め先、若葉銀行へと赴く。