8月4日に死去した津川雅彦さん(享年78)と4月27日に死去した朝丘雪路さん(享年82)の合同お別れ会が21日、東京・青山葬儀所で営まれた。

奥田瑛二(68)に続き、2人と公私ともに親交があった歌手五木ひろし(70)が弔辞を読んだ。

「五木ひろし」としてデビューして間もなく行った劇場公演に、津川さんの叔父のマキノ雅弘さんが演出、津川さんが演出助手を務め、朝丘さんが出演した。「40年以上前のことですが、素晴らしいファミリーでした。お芝居のことが分からない私に、細かくアドバイスしていただいた」と振り返った。

朝丘さんとは劇場公演などで何度も共演した。「さまざまな芸を身に付けていらっしゃる方。朝丘さんとの共演はとても楽しみにしていました。さまざまなことを学ばせていただきました。芸の深さ、美しさ、何をとっても超一流でした」。

舞台後に3人で食事をしたこともあった。「津川さんに褒めてくださり、本当にうれしかったです」。さらに「毎年、年末に、1年間に出た新聞を中心としたさまざまな私の記事を、集めて送ってくださった。気にしていただき、いつも見ていただいていた。いつも心優しい津川さんに感動していました」としのんだ。

2人の遺影を見つめながら「朝丘さんを亡くして、すぐ後を追うように亡くなった津川さん。愛情の深さを感じて、これまた感動しております」としみじみと語りかけた。