女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の10日に放送された第61話の平均視聴率が21・3%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、進駐軍から釈放された萬平(長谷川博己)らだったが、たちばな塩業に専売局から塩の取引停止の連絡が入った。無実になっても悪いイメージが払拭(ふっしょく)できていないためだった。また萬平らが捕らえられていた間、塩作りの道具の鉄板や釜はサビだらけで使えなくなっていた。そこで福子(安藤サクラ)は、「ダネイホン作りに専念すべき」と提案し、克子(松下奈緒)らも集まって話し合いが行われた。タカ(岸井ゆきの)も神部(瀬戸康史)と久しぶりに再会し、学校卒業後に結婚できることを話した。萬平はいろいろ悩み抜き、最終的にダネイホン作りに専念することを決め、社名もたちばな栄養食品に変更することを決めた、という内容だった。