映画初出演で初主演の「響 -HIBIKI-」で新人賞を受賞した、欅坂46平手友梨奈(17)は「自分がすごく好きで、作品を届けたいと思ったら、やりたいと思います」と、今後も映画に出演する可能性を口にした。

平手は新人賞受賞の思いを聞かれると「えぇと…まだ実感が全然ないんですけど、すごくありがたいことだと思っています。ありがとうございます」と率直な感想を語った。劇中では笑うシーンはほとんどなかったが「ほとんどないです。初めての映画が『響 -HIBIKI-』で良かった」と笑みを浮かべた。

「響 -HIBIKI-」(月川翔監督)で、処女作が直木賞、芥川賞に同時ノミネートされ、脚光を浴びた15歳の天才少女・鮎喰響(あくい・ひびき)を演じた。出版不況の中、生き方を絶対曲げず「この天才、ヤバい。」がキャッチフレーズの響は、有名作家や記者、売れない小説家をはじめ、さまざまな人に自らの行動で影響を与える。クールで大人や体制への反抗を歌う欅坂46の世界観とシンクロする役どころだ。

月川監督は「演技って何ですか? と根本の質問から始まった。どういう人物か話し合い、納得して現場に入ったら響になっていた。平手友梨奈じゃなければ作れなかった」と絶賛した。一方、平手は「どうなんだろう? 私は、そうは思わない」と言い、照れ笑いを浮かべた。

前回「君の膵臓をたべたい」「亜人」で新人賞を受賞し、盾プレゼンターを務めた浜辺美波(18)は「とにかくお仕事が楽しい1年でした」と振り返った。