石原裕次郎新人賞を受賞した岩田剛典は、薄いピンクのジャケット姿で登壇。石原プロモーション石原まき子会長の目をしっかり見て「ありがとうございます」とあいさつした。

昨年の同賞受賞者である竹内涼真から表彰盾を受け取り、がっちり握手。花束プレゼンターとして、サプライズでEXILEのAKIRAが登場すると「ええーっ!」と驚き、喜びを爆発させた。

「昭和の大スター、石原裕次郎さんの冠のついた栄えある賞をいただき、とても光栄です」。スピーチでは、裕次郎さんとの不思議な縁に感謝した。「たまたま同じ大学の同じ学部(慶大法学部)の先輩。受賞を母に伝えたら、おじいちゃんが裕次郎さんと同じ病棟に入院していたらしい。勝手ながら、とてもご縁を感じています」。まき子会長もは「裕次郎さんの学部の後輩として非常に親しみを覚えます」と笑顔で応じた。

今年は主演2作をはじめ、公開作が続いた。「パーフェクトワールド 君といる奇跡」では、事故で車いす生活を送りながらも建築士として前向きに生きる主人公、「河瀬直美監督の「Vision」では“河瀬組”を経験。「去年の冬、きみと別れ」では、恋人の復讐をテーマにしたシリアスな演技にも挑戦した。

岩田は「ダンスボーカルだけでなく、お芝居も頑張りたいんだなと伝わった1年になったと思う」。また、自らについて「肩書はパフォーマー。表現者として、エンターテインメント界を盛りあげて精進していきたい」とした。

表彰盾プレゼンターは、昨年の同賞受賞者である竹内涼真が務めた。昨年は、インフルエンザで授賞式を欠席。「本当にすみませんでした」と語り「今年は体調100%、万全です。岩田さんに届けられてよかった」と話した。

石原まき子会長は「これからは若い人の時代。すてきな作品をたくさんお撮りになって」と激励した。