水谷豊(66)主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season17」(水曜午後9時)の16日11回の平均視聴率が14・5%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は第2話の17・9%。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が“相棒”と事件解決に挑む人気シリーズ。4代目相棒、冠城亘を演じる反町隆史とのコンビは4年目に突入。今シーズンから特命係に浅利陽介演じる青木年男が加わった。

第11話のゲストは袴田吉彦、やべきょうすけ、井上純一、古沢蓮。

顔を真っ赤に塗られた弁護士、清田義久(古沢)の遺体が見つかる。ビル3階の事務所のベランダから飛び降り自殺したものと思われた。

捜査一課を取材中の警察密着番組ディレクター、野田啓一も現場に随行するが、そこに右京と冠城が到着する。2人は遺体がカジュアルな服装にもかかわらずベランダに残された靴がフォーマルなこと、血しぶきが少ないことから殺人事件を主張する。また、付近の路地に同じ赤い塗料の落書きが残されていたことも分かった。

鮮やかな推理に目を奪われた野田は、特命係にフォーカスを当てようと考えるが、それを知った刑事部長や参事官から取材をけん制されてしまう。やむなく諦めた野田は、一課の芹沢慶二刑事(山中崇史)に密着を始める。

そんな中、野田が現場で撮影した映像に、やじ馬として混じる元警察官の立花和樹(袴田)の姿を発見する。立花は3年前、殺人現場に出くわして歯向かった犯人を射殺、犯人の父に刑事告訴された過去を持っていた。その際、遺族側の原告代理人となったのが今回殺害された清田弁護士だった。立花は正当防衛が認められ、訴えは棄却されたが、立花はひっそりと警察を辞めていた。