昨年末をもって芸能活動を引退した滝沢秀明氏(36)が、ジャニーズ事務所の100%子会社「株式会社ジャニーズアイランド」の代表取締役社長に就任したことが16日、分かった。社長“初仕事”として、今年春に開催するジャニーズJr.の単独ライブをプロデュースすることも決まった。

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この日、都内で日刊スポーツなどの取材に応じた滝沢氏は、「人生初」という名刺を使い、「社長」として初めてあいさつした。「全然実感ないです。照れますね。一部スタッフからは『社長』とイジられてますが、これまでと変わらない呼び方がいいですね」と笑った。

ジャニーズアイランドは、前日15日に設立したばかりの新会社だ。主にジャニーズJr.の舞台やライブなどのプロデュース、新人の発掘、育成などを行う。社員は十数人で、ジャニーズ事務所でJr.のマネジメントを行っていたスタッフらも出向する予定だ。同社の会長に就任したジャニー喜多川氏(87)からは「ユーが決めて」と滝沢に任されている部分が多いという。

早速、社長としての“初仕事”も決まった。3月に横浜アリーナで開催されるJr.内グループSixTONES、Snow Man、Travis Japanそれぞれの単独コンサート(SixTONESは5月に大阪公演も開催)をプロデュースする。さらに、Snow Manへの新メンバー3人の加入も決めた。関西ジャニーズJr.向井康二(24)ジャニーズJr.目黒蓮(21)の実力派2人に加え、中学3年生のジャニーズJr.村上真都(まいと)ラウール(15)を大抜てき。プロデューサーとしての手腕を振るっている。

滝沢氏は「ジャニーズJr.という枠にとらわれず、それぞれのグループにブランド力をつけられるようなライブにしたい」と話した。東京・原宿にあるジャニーズショップとは別に、Jr.に特化したグッズ販売店をオープンさせる予定もあるという。「僕が見てきたいい景色を、彼らにも見せてあげたい」。東西約300人のJr.メンバーを統括する「滝沢社長」が走りだした。【横山慧】