女優石橋菜津美(26)が17日、都内で、主演するNHK「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」(19日スタート、土曜午後11時30分)の会見に、共演の土村芳、瀧内公美、大東駿介、渡辺大知と出席した。

大量発生したゾンビにアラサー女子と仲間が立ち向かう中、隠されていた欲望がいびつな形でうごめく姿を描く社会派ブラックコメディー。

石橋は「生に執着しない役。私も何のため生きるか明言できないタイプなので自分と向き合う気がして怖い。役としても自分としても何のために生きるか自問自答して撮影しています」とあいさつした。現場では大量のゾンビがいる。ゾンビの印象に「慣れるまで怖かった。でも見慣れると、生活していて街を歩いている普通の人がみんなゾンビに見えてしまっています」と笑った。

大東と渡辺はゾンビになってしまう設定。大東は「現場でゾンビを演じていると、ふざけていると言われるが、どれだけ考えて演じているか。ゾンビなりにいろんな葛藤をもってやっている苦労を知ってほしい。台本にはせりふもなくなるが、ゾンビの心情を分かってほしい」とゾンビ役への思い入れを強調。渡辺も「普通の人間の役と同じで1つ1つの動きを、理由をもってやっている。他のゾンビ作品のまねをしないように意識した」と語った。