EXILEのAKIRA(37)が20日、都内で行われた公開中の主演映画「この道」の舞台あいさつに出席した。

童話誕生100年を記念した同作は、ダブル主演の大森南朋(46)演じる詩人北原白秋の波乱に満ちた半生を、AKIRA演じる音楽家山田耕筰との友情やさまざまな人物とともに描いた物語。AKIRAは「SNSやブログで、作品を見たという方にコメントをいただいています。幅広い層に届いているんだなと実感しましたし、『こういう童謡があったんだ』『北原白秋、山田耕筰の作品だと初めて知った』というコメントもあって。新たな日本の発見をしていただけたんじゃないかなと思います」と喜んだ。

初共演の大森とのエピソードを聞かれ、「ミステリアスでクールでおちゃめな北原白秋を演じるすてきな方ですし、すんなり山田耕筰を演じられました。芝居の話は一切せず、現場にぱっと入ったライブ感で演じていましたね」と振り返った。「一緒にカラオケで『この道』を歌ったのも思い出になりましたし、プライベートでも今もお付き合いさせていただいていますので、すごくいい出会いだったなと思います」と感謝した。

30代から60代まで3つの時代の山田耕筰を演じたため、特殊メークにも挑戦した。60代の山田が指揮をするシーンでは、数時間かけて顔や頭に特殊メークを施したという。「最初、僕だと気づかれなかったですもんね。大変でしたけど、いい経験でした」と振り返った。共演の松本若菜(34)は「大変ですよねー! AKIRAさんの指揮が好きでした」とコメントしていた。