お笑い芸人なかやまきんに君(40)が20日、大阪・万博記念公園EXPO・70パビリオンで、「超人スポーツ」体験会に登場し、今年の目標に「笑いの筋肉」を鍛えることを挙げた。

「超人スポーツ」とは、身体の差異に関係なく平等に遊べるスポーツで、体力・体格の優劣や障害の有無を克服して、老若男女が競い合える新たなスポーツ。五輪とパラリンピックをつなぐ「第3のスポーツ」を目指している。

今年のゴールデンウイークに、本格的に実施される超人スポーツイベントに先駆けて行われたこの日の体験会では、AR技術を使った「HADO」やVR技術を使った「CYBERWHEEL」などの新スポーツで芸人チームと元プロスポーツ選手チームが対決した。

ジャンプ力を上げる「ジャンピングスティルツ」を足に装着し、バブルボールを身につけて相撲のように競う「BUBBLE JUMPER」では、お笑いコンビ祇園の小柄な木崎太郎(33)がアテネ五輪競泳バタフライ銅メダリストの中西悠子さん(37)に勝利。「超人スポーツ」ならではの展開に、参加した芸人らは大興奮だった。

なぜか元プロスポーツ選手チームのリーダーを務めたきんに君はイベント中にボケまくり、相手チームの宇都宮まき(37)やミサイルマン・西代洋(38)らも大絶賛するほど笑いを取った。

「12年ぶり」に調子が良かったというきんに君は「(これからは)どんどん笑いの筋肉も鍛えていこうかなと思います」。これまでは筋トレに重きを置いて「今まで笑いの筋肉は鍛えたことがなかった」といい、本業のはずのお笑いは「大声とか、かんだりとかで何となくでやってきました」とポロリ。

新年を迎え「体の筋肉もお笑いの筋肉も鍛えられたら」と、お笑い面でのパワーアップも目指すと意気込んだ。超人スポーツには「大人も子どもも、運動の得意・不得意が関係無しにできる」と大満足。中西さんは「勝つ喜びをいろんな人が味わってもらうと、もっとスポーツを好きになってもらえる」と、普及に期待していた。