昭和から平成の宝塚歌劇の名曲を歌い継ぐ「吉崎憲治&岡田敬二ロマンチックコンサート」が、6月1、2日に大阪・梅田芸術劇場で上演されることになり、16日、同劇場から発表された。

活動60年の吉崎憲治氏は宝塚歌劇一筋の作曲家で、作曲数は3000曲を超える。岡田敬二氏は、ロマンチック・レビューシリーズを手掛けた演出家で、活動55周年。両氏の活動を振り返り、宝塚歌劇団OGや現役生が多数出演する。

出演は瀬戸内美八、剣幸、紫苑ゆう、杜けあき、南風舞、こだま愛、涼風真世、姿月あさと、朝海ひかる、大和悠河、実咲凜音ら卒業生に加え、劇団現役生も出演。専科からは美穂圭子、悠真倫、愛月ひかるが特別出演する。

吉崎氏は「宝塚歌劇のショー・芝居はあくまでも『愛と夢とロマンの世界』。そこに流れる音楽は時にやさしく、甘く、強く、激しく、そして喜び、怒り、哀しみ、楽しさもすべて『清く正しく美しく』あるべきと、1音1符大切にメロディーを生み出してきた」とコメント。1曲1曲への思い、愛着も深く、今公演では作曲・編曲・音楽監督を務める。

また岡田氏も「尊敬する吉崎憲治先生の名曲をベースにしたロマンチック・コンサートを開催させていただく」とし、公演の構成・演出を担当。「宝塚の名曲の数々をお楽しみいただければ幸いです」と抱負を寄せた。