幻覚や妄想を引き起こし、最悪の場合は死に至る違法薬物コカインについて、警察庁は20日までに、捜査現場で使える鑑定機器を導入する方針を固めた。

従来の鑑定は科学捜査研究所(科捜研)で数時間を要したが、新機器は数分間で識別でき、容疑者の現行犯逮捕も可能になる見通し。2019年度中に警視庁など一部の都道府県警に導入する。コカインは、関東信越厚生局麻薬取締部が今月12日、ピエール瀧容疑者を逮捕したことでクローズアップされている。