女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の15日に放送された第13回の平均視聴率が22・6%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第9回の23・1%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、北海道に来てから9年が経過し、高校3年生になったなつ(広瀬すず)は、地元の農業高校に通いながら酪農の仕事も手伝っていた。ある朝、飼っていた牛のお産に立ち会うことになった。なつは前からその牛のおなかのふくらみ方が気になっていた。いざ牛が産気づき破水が始まったが逆子であることが分かった。なつや駆けつけた富士子らは産まれてくる子牛を引っ張り出そうとした。そしてようやく出てきた子牛だったが、息をしておらず、なつが人工呼吸をはじめると、子牛は息をしはじめ、泰樹らは喜んだ。そして子牛はすぐに立ち上がった。お産が終わり学校に行くと授業中で、先生から遅刻理由を聞かれ、人工呼吸や蘇生したことを話し、みんなから褒められた。