大金を支払い2人の娘を名門大学に裏口入学させた容疑で逮捕された米女優ロリ・ロックリン被告(54)が、未だに罪を認めずにいることが明らかになった。

ドラマ「フルハウス」などで知られるロックリン被告は、ボート経験のない2人の娘たちをボート競技の推薦枠と偽って50万ドルを支払い南カリフォルニア大学(USC)に入学させたとして夫でファッションブランド「モッシモ」の創設者モッシモ・ジャヌリ被告と共に先月逮捕されていた。

同様の罪で逮捕されたドラマ「デスパレートな妻たち」で知られる女優フェリシティ・ハフマン被告は早々に容疑を認めて全面謝罪したのに対し、ロックリン被告は罪を犯した認識すらないと米ピープル誌が報じた。

ハフマン被告は素直に司法取引に応じていると伝えられる中、ロックリン被告とジャヌリ被告は裁判で共に罪を認めることを断固拒否。そのため、禁錮20年から最大で40年の実刑判決を受ける可能性が浮上している。

関係者によると、夫妻は裏口入学が罪になるという意識はまったくなく、「有名人の特権を使って何が悪いの?」という態度だという。同被告は今月初めに出廷した際に裁判所前で笑顔でファンにサインをする姿が目撃され、反省していないと批判を浴びていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)