NHKは23日、9月30日にスタートする戸田恵梨香(30)主演の次期連続テレビ小説「スカーレット」の新たな出演者を発表した。西川貴教(48)が世界的な芸術家のジョージ富士川役で朝ドラ初出演を果たすという。

戦後の混乱と復興期から、高度経済成長期ごろまでを舞台に、男性ばかりの陶芸の世界で、女流陶芸家の草分けとして独自の信楽焼を生み出そうと奮闘する主人公の川原喜美子を描く作品。

西川の演じる富士川はフランスの美術学校に留学経験を持つ人物。こてこての大阪ことばが特徴で、口癖は「自由は不自由やで」。主人公喜美子とは、大阪での出会いは一瞬だったが、信楽で思いがけない再会を果たす。信楽に新しい風を吹きこむ設定。

西川は「出演のお話を聞いたときは、舞台本番の楽屋だったのですが、廊下に声が響いてほかの楽屋がザワつくほど驚きました。信楽焼を題材に、僕の出身地でもある滋賀県が舞台になっている作品ということで、滋賀ふるさと観光大使として、地域のすばらしさも存分にお伝え出来ればと考えております。本当に豪華な出演者の方々ばかりなので、皆さんと顔を合わせさせていただくのが待ち遠しいです。初の朝ドラで、とてつもなく緊張しておりますが、皆さま応援のほどよろしくお願い申し上げます」とコメントした。

他に、川原家の隣人の大野忠信をマギーが演じ、謎の下宿人の田中雄太郎をTKOの木本武宏が、女性下着デザイナー荒木さだを羽野晶紀が演じる。また、三林京子、松下洸平、イッセー尾形も出演。ヒロインの幼少時を川島夕空が演じ、語りを中條誠子アナが務める。