元体操選手の田中理恵さん(31)が27日、都内でオフィス用デスク「KOKUYO UPTIS」の記者発表会に出席した。

パソコンによる「ストレートネック」など姿勢の乱れに対応したオフィス用デスクの発表会。昨年2月22日に第1子誕生を発表した田中さんは、子供の将来について「デスクワーク症候群という話があって、自分の子供が就職して、ずっとパソコンの前で作業するようになって、そういう症候群になったらどうしよう、とか、怖いなというイメージはあります。心配です」と話した。

田中さんは第1子の性別は明らかにしていないが、現在1歳。「子育ても、もっと楽しくやりたいな、と思う時もあります。まだ夜泣きがすごいので、そこで悩まされてますね。抱っこひもも、姿勢が悪くなるので。そういう悩みもあります」と育児に奮闘している様子を明かした。

育児中に元アスリートの血も騒ぐようで、「抱っこひもに入れるとスクワットしたくなりますし、抱っこをするときも、腕の筋肉を鍛えるため抱っこしたりとか、そういう風に考えてしまいますね」。イベントに同席した、さかいクリニックグループの酒井慎太郎代表に、抱っこひもを使ったスクワットを「教えてください」と笑って要望した。

田中さんは現在、20年東京五輪・パラリンピック組織委員会理事を務めている。ブログや仕事でパソコンを使うとした上で「得意ではないので、必死です。だいたい1時間もたないんです。すぐストレッチしたくなります」と苦笑い。発表会で商品のデスクを使うと「めっちゃいい~」と歓声をあげた。「正直、私は元体操選手で、動いている方が好きなので、長時間デスクワークってなると大変で…イヤですね。オフィスワーカーを尊敬します」と話した。

体操選手になっていなかったらどんな職業についていたか、との問いには「あんまり考えたことないんですけど、OLって憧れてましたね、毎日ピシッとしたきれいな服着て、ヒールはいて、お仕事行くじゃないですか。かっこいいな、って憧れてましたね」と話した。

田中さんは体操女子の12年ロンドン五輪代表。17年1月1日に一般男性と結婚した。