俳優溝端淳平(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「仮面同窓会」(土曜午後11時40分)の第3話が15日、放送される。

溝端が演じるのは、住宅設備機器を扱う営業マンの新谷洋輔。高校卒業後に故郷を離れ、過去にふたをして生きてきたが、それには2つの理由があった。18年前に兄を事故で亡くしたこと、そして同級生たちと高校時代に受けた暴力教師による体罰。この忌まわしい記憶から逃れるためだった。しかし洋輔は仕事でミスをして異動となり、再び地元へと帰ってくることになる。そして、高校時代の親友4人で、体罰教師・樫村貞茂(渡辺裕之)への仕返しの“仮面同窓会”を開き、少し痛めつけて放置。だが、樫村は遺体となって発見され、4人は疑心暗鬼に陥り、新たなる殺人が起こっていく。

溝端は「常に緊張感があって、細かい表情とかが重要な役。やっていて、とてもやりがいがあります。スピード感に乗せるのが難しい時もあります。やっていて、ある種いろいろな衝撃的なことが起きるので、受けとめながら、監督、共演者とも話し合いながらできています。とってもいい、有意義な、充実した撮影現場です」と話している。

第3話では、樫村(渡辺)の殺害を洋輔たちの犯行と疑う、美人教師の上原加奈子(雛形あきこ)が洋輔のマンションにやってきた。洋輔は加奈子から、18年前に起きた兄・雅之の事故死を問いただされた瞬間に急変するが、加奈子は、なんとか逃げ出して事なきを得る。

前日の出来事を引きずった洋輔は、会社でも動揺を隠せない。そして、そんな様子をとがめた上司に対し、洋輔は再び我を忘れつかみかかってしまう。周りにあぜんとされた洋輔はその場にいられなくなり、トイレへと駆け込んで、ぼうぜん自失となる。

翌日、洋輔は“仮面同窓会”のメンバーの八真人(廣瀬智紀)を呼び、最近の希一(佐野岳)の行動に対する疑いをぶつける。しかし八真人は、希一、和康(木村了)が、逆に洋輔にはめられたと思っていると話す。そして互いに疑っても得はないと忠告する。

希一への疑惑は晴れたが、では事件の真相は何なのか。もんもんとする日々を送る洋輔に、高校時代の同級生・美郷(瀧本美織)からSOSの連絡が入る。仕事を切り上げ急いで美郷が勤務する病院に駆けつける。