乃木坂46の堀未央奈(22)が12日、東京・新宿バルト9で行われた初主演映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」(山戸結希監督、28日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。

冒頭、堀が上海国際映画祭でアジア新人部門・優秀女優賞にノミネートされたことが発表された。拍手を浴びると、「ノミネートしていただいたと聞いた時は本当にびっくりして、実感が湧かなかったですけど、この作品を背負って上海国際映画祭に行かせていただいて、世界中に『ホットギミック』の良さを知っていただきたいと思います」とあいさつした。

堀は映画初出演で初主演となった。山戸監督からは「この作品、初主演の彼女に演じていただけて、堀未央奈さん以外あり得なかったな、って感じで輝いていてくださいました」と絶賛された。乃木坂46のシングル「ハルジオンが咲く頃」のミュージックビデオ(MV)撮影で山戸監督と出会った堀は、「山戸監督とは乃木坂のMVでご一緒して。女の子の最前線で戦ってくださっている強い方です」と話した。山戸監督が「同じキャストで『ホットギミック2』を作りたい」と早くも続編に意欲を燃やすと、堀も「うれしいです。もし2ができたら、もっと成長した姿をお見せしたいです」と喜んだ。

相原実貴氏が05年まで「Betsucomi」(現「ベツコミ」)に連載し、単行本累計450万部以上を販売したコミックが原作。堀は劇中で、清水尋也(19)板垣瑞生(18)間宮祥太朗(26)演じる3人の男性から思いを寄せられる女子高生役に、体当たりで挑戦した。間宮からは「とにかく、堀未央奈がかわいいです!」と見どころを紹介され、「いやいや」と首を横に振っていた。

作品にちなんで「秘密にしていること」を聞かれると、「実は、側転の練習をしています。もともとアクション女優になるのが夢でして、ミラ・ジョボビッチさんが憧れなので。何かできることあるかな、って思って、先日、側転から始めさせていただきました」と明かした。独特のイラストつきで、共演者たちの笑いを誘っていた。